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「恵里菜 30歳」(濃厚な愛撫)

人は感触の記憶を、さまざまな物から得ると言う。
例えばペルシャ猫の毛並みを撫でていると、そのふわっとした感触に、頬ずりしたくなる。
ぬいぐるみでもそうだ。
ずっと抱きしめて、撫でていたい。
一年前から付き合い始めた真司の触り心地だって、この手のひらの中にある、触感だ。
彼は、親しい数人の友達と飲んでいる時、恵里菜 の知り合いとして、出会った。
「私が知っている人が、この近くの会社で働いているのよ」
恵里菜 の電話の10分後に、彼は現れた。
すぐに話の輪に加わった彼は、初対面だと言うのに、
すぐにみんなと打ち解け仲良くなった。
帰り際、「楽しかったですよ、ありがとう」と私の手だけを握り締めた彼の手の温かさが、
まだ記憶に残るうち、彼はすぐにお誘いのメールをくれた。
その着信音が、なぜか耳に残っている…。
数日後、恋人になった彼とラブホテルでの情事。
彼が私の肌を、撫でながら、体の凸と凹の部分の、どこもを彼の指がなぞる。
その彼の指の動きで、私はうめき、喘ぎ、のけぞり…
そして髪を乱して、ひたすら彼と一体になることを求め、そして激しく果ててイク。
以前彼が言った事がある。
「恵里菜のベリーの甘い香りのするこの肌が、僕に焼きついていて、
逢わない時だって、いつも恵里菜を思い出させる…」
ベリーの甘い香りに包まれて、お風呂で自分の肌をマッサージするとき、
彼に愛されるこの身が、つくづくいとおしく感じる。
私は今夜も、ベリーの香りに包まれ肌を揉む。
次も彼に優しく抱かれるために…。





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